はじめに
前提として
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THINKLETアプリ開発には、Android Studioとそれを動作させるPCが必要です。
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THINKLETアプリ開発には、
adb
接続が必須です。- THINKLETは、デフォルトでは、
adb
が有効な状態で提供されます。 adb
を無効にすることで、第三者による新規のアプリインストールを抑制できます。しかし、操作ができない、開発者画面が表示できないなどのデメリットも発生します。
危険THINKLETの開発者モードを無効にする際は十分にそのリスクを理解してください。
- THINKLETは、デフォルトでは、
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事前に、Android Studioの実行に必要なPCの要求スペックについて、developer.android.com #install を確認ください。
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また、本ドキュメントでは、
adb
コマンドを多用します。adb
コマンドは、WindowsならPowerShellや、コマンドプロンプト、MacやLinuxならばターミナルから実行します。adb
コマンド自体は、途中でセット アップします。- 現時点では、PowerShellやターミナルの起動の方法を確認ください。
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なお、LINKLET としてご利用頂いているTHINKLETは、開発機としてはご利用できません。
THINKLETとは
THINKLETは、Fairy Devicesが開発したLTE/Wi-Fi搭載の首掛け型ウェアラブルデバイスです。
5つのマイクと1つの広角カメラ、各種センサーを内蔵、
人間工学に基づいた軽量型首掛け型デザインで、装着者の邪魔にならず、ハンズフリーでの作業を支援します。
5つのマイクと、XFE技術により、建設現場等の高騒音環境下でも、人の声だけを取り出し高い音声認識率を実現します。
また、肩掛けの位置に装着されるため、視線カメラと比較して大幅に動画像の撮影が安定します。
OSには、AOSP(Android Open Source Project) をベースとしたFairy OSを開発し、Androidアプリと互換性があります。
ハードウェア仕様
- THINKLETに組み込まれているボタンなどの位置について説明します。
(1) `KEYCODE_VOLUME_DOWN` がアサインされたボタン
(2) `KEYCODE_CAMERA` がアサインされたボタン
(3) `KEYCODE_VOLUME_UP` がアサインされたボタン
(4) `KEYCODE_POWER` がアサインされたボタン。常に短押しでHomeに戻る動作をします
(5) 5つのマイク
(6) 広角カメラ
(7) ジェスチャーセンサー(ハンドジェスチャー用)
ヒント
KEYCODE_VOLUME_DOWN
は、Androidでは音量を下げるキーイベントを指します。KEYCODE_VOLUME_UP
は、Androidでは音量を上げるキーイベントを指します。KEYCODE_CAMERA
は、Androidではカメラキーイベントを指します。KEYCODE_POWER
は、Androidでは電源ボタンのキーイベントを指します。